2020年10月12日

米国の国立トレイルを歩く

ナショジオ日本版2020年10月号

「だが、人種や民族という点では多様性に欠けていて、黒人をはじめとする非白人のハイカーはほとんどいない。」
posted by なまはんか at 18:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月24日

ヤブガラシとアマチャヅル

他人の空似。鳥足状複葉の多年生草本ツル2種。葉を裏から見るとそっくり。
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右がヤブガラシ(ブドウ科)で、左がアマチャヅル(ウリ科)。
「鳥足状複葉」というのは、一見「掌状複葉」のように見えるが、注意するとまず3小葉、または5小葉に分かれ、次に下の側小葉が2小葉に分かれたもの(長田武正「野草図鑑」保育社)。

ヤブガラシは葉の質が厚くて、両面無毛。巻きひげは葉と対生する。葉のわきに托葉がある。全体的に色が赤っぽい。空き地のフェンスなど、どこにでも多い。
イメージ 2

アマチャヅル(ウリ科)は葉の質が薄く、葉の上面に毛がある。巻きひげは葉のわきから出て、托葉はない。なので、巻きひげは托葉が変化したものかもしれない。全体的に鮮やかな緑色をしている。ヤブガラシに比べると少ない。長田によると「林の中に生える」とある(保育社「野草図鑑」)。
イメージ 3



ラベル:生物学
posted by なまはんか at 11:19| 日本の(で見た)植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月19日

なぜconiferを針葉樹というのか?

日本では、coniferのことを針葉樹といい、coniferous forestのことを針葉樹林という。
本来なら、針葉樹はneedle-leaved treeであり、針葉樹林はneedle-leaved forestである。
どのような経緯があるのだろうか?

内務省山林局『山林叢書. 第14巻』(1879年=明治12年)の「海松(ピニース・ピナストル)」の説明には、「針葉樹中脂を多く流出するの第一とす」とあり、すでに分類群として「針葉樹」という用語が存在したことを示す。球果のことは「松毬」と呼んでいる。

本多静六の著書を見ると、1899年の『提要造林学』にすでに「針葉樹林」と「針葉林木」という用語がある。

1901年には『造林學各論. 第1編(針葉林木及竹類椰子類篇)』が出版されている。
その巻末には「分科系投表」があり、Coniferiaeを「松柏植物」とし、「又針葉樹、単葉にして針状若しくは鱗状稀に広葉をなす」と説明がある。「松柏植物」はさらに「松科」と「一位科」に二分され、前者では「多肉の果皮を有せざる種子にして数多の鱗片からなる毬果内に生ず」るのに対し、後者では「多肉の果皮を有する単果実状の種子を生ず」る。
ラベル:生物学
posted by なまはんか at 21:48| 覚え書き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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