キリマンジャロの西50kmにメル山という火山がある。南麓にはアルーシャという町があり、タンザニア北部の観光拠点となっている。キリマンジャロのせいで目立たないが、山頂の標高は4562mもあり、キリマンジャロ登山の前に高山病対策(高度馴化)のため登られることも多いらしい。
南のアルーシャからは富士山のようなきれいな円錐形に見える。
しかし、東から見ると細長い。キリマンジャロが東西に長いのとは対照的にメルは南北に長い。山頂部は雲の中だが、右側にLittle Meru Summit (3800m)というピークが見えている。
キリマンジャロに登ったときにはメルの山頂部が見えた。
模型にするとこんな感じ。東から見たところ。この模型は高さがかなり誇張されている。手前側の湖が点在する東麓部(標高1500~1600m程度)は国立公園(アルーシャ国立公園)として保護されている。赤い線は公園内をめぐる道路。一番手前にンゴロンゴロ・クレーターを小さくしたようなカルデラ(Ngurdoto Crater)が見える。
アルーシャ国立公園はアルーシャから車で40分。草原・サバンナ・森林などのアフリカの多様な生態系を手軽に見ることができる。公園のゲートを過ぎてすぐにリトル・セレンゲティという草原があり、シマウマやウォーターバックがいる。周囲には山地林が広がる。
ンゴロンゴロ・クレーターのミニチュアのようなNgurdoto Crater。周囲の森林にはコロブスが、内部の草原にはバッファローがいた。
サバンナにはキリン(giraffe)がいる。キリンはアカシアの葉が好物だという。ンゴロンゴロ・クレーターには樹木が少なすぎてキリンはいない。
ラベル:アフリカ