2011年02月20日

デジマノキ

2001年に知人の結婚式に呼ばれて長崎に行った。そのとき出島でデジマノキという木を見た。オランダ人が当時オランダ領であったインドネシアのジャワ島から持ち込んだものであろう。出島は1636年に作られ最初はポルトガル人が住んだが、1641年からはオランダ人が住むようになった。1859年にオランダ商館が閉鎖されたので、現在樹齢は少なくとも150年はたっているだろう。
イメージ 1
これはマレーシア・インドネシアでAgathis dammaraまたはA. borneensisと呼ばれているものだ。ナンヨウスギ科は典型的なゴンドワナ植物で、南アメリカとオーストラリアから東南アジアにかけての南半球温帯と熱帯に分布する。Agathis属は、ニュージーランド北島に自生する種が大木になることで有名で、マオリ族の呼び名、カウリから、カウリマツ(Kauri pine)と呼ばれる。
 
裸子植物球果類に属する針葉樹のなかまである。枝葉は、日本にも自生するマキ科のナギにそっくりだが、樹皮は異なる。葉は広い葉なので、Agathisやナギを針葉樹とよぶのは適切ではない。
ラベル:生物学
posted by なまはんか at 08:16| 日本の(で見た)植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月13日

ヌマミズキ科カンレンボク

年末に京大に行った。昔は気がつかなかったが、珍しい木があった。ヌマミズキ科(Nyssaceae)のカンレンボク(Camptotheca acuminata)。中国の固有種。カンレンボクとは漢名の「旱蓮木」を音読みしたもの。
イメージ 1
 
寒いのに、新葉が出たばかりのように見えた。剪定されて仕方なく、といった感じだろうか。これをマレーシアで見たらクスノキ科と同定してしまうだろう。
イメージ 2
こちらの写真を見ると、葉はクスノキ科というよりはクロウメモドキ科といった感じ。樹冠の葉と徒長枝の葉ではだいぶ雰囲気が違う。
 
アメリカで見たヌマミズキ科はこちら。
マレーシアにもNyssa javanicaというのがあるが、まだ標本でしか見たことがない。
山渓カラー名鑑「日本の樹木」(林弥栄編・解説)に載っている。この図鑑ではNyssaceaeのことをオオギリ科と呼んでいる。
ラベル:生物学
posted by なまはんか at 07:12| 日本の(で見た)植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。