2010年06月30日

草本:ガガイモ科

ボストンで見た植物を草本と木本に分けて、科ごとにまとめて紹介します。
まず、ガガイモ科(Asclepiadaceae、Milkweed Family)の草本。
Asclepias syriaca Common Milkweed 北東アメリカ原産。名のとおり、茎を折ると白い乳液が出る。6月21日、アーノルド樹木園に最近編入された廃棄物処理場跡にて。きれいなので庭に植えてあることもあるが、荒れ地に生える雑草。
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6月15日、アパート近くのalternative schoolに植えてあったもの。
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 9月14日Quincyの海岸にて。果実と種子。
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Cynanchum louisae Black Swallowwort 街中いたるところに生えている。特に庭先の植え込みの中に紛れていることが多い。ガガイモ科には珍しく乳液は出ない。5月18日家の近所で。
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 こちらが花。
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秋になるとカプセル状の果実から綿毛のついた種が出てくる。9月1日Quincyにて。
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これも白い乳液が出た。Quincy駅前の道端。9月11日。
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ラベル:生物学
posted by なまはんか at 04:33| Comment(0) | ボストンの植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月19日

ヨーロッパブナとアメリカブナ

私の受け入れ先はハーバード大学で、ボストンのすぐ隣のケンブリッジという街にあります(イギリスのケンブリッジにちなむ)。街には緑が多く、街路樹や庭木にもしばしば巨木があります(外来種が多いですが・・・)。
ヨーロッパブナ(Fagus sylvatica、European beech)の若葉が赤い品種(copper beech=赤銅色のブナ?というらしいです)の大木をしばしば見かけます。ブナ科(Fagaceae)は英語ではBeech Familyです。 
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これはハーバード大学のアーノルド樹木園(Arnold Arboretum)で見たヨーロッパブナの別の品種、weeping beechです。日本語にすると「しだれブナ」かな?
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アーノルド樹木園には、アメリカブナ(Fagus grandiflora, American beech)もありました。根元の茂みはイヌブナのように盛んに萌芽しているためです。庭木や街路樹としてはみかけません。
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日本のブナ(Fagus crenata, Japanese beechまたはSiebold's beech)もありました。ヨーロッパブナもアメリカブナも日本のブナ・イヌブナによく似ています。幹が白くて平滑です。
 
アーノルド樹木園は、ケンブリッジのキャンパスとは離れた場所にあります。地下鉄を乗り継いで1時間近くかかります(時間はかかるが、運賃は片道$1.7と安い)。広大です。疲れます。入場料なしのため、市民の憩いの場になっています。ビキニと短パンで寝ころんでいます、戯れています。
 
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ここから先は植物オタクコーナー。copper beechのシュートです。
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よーく見ると、短枝(short twig, spur)になっています。
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こっちはアメリカブナの萌芽幹の枝。
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ラベル:生物学
posted by なまはんか at 11:23| Comment(0) | ボストンの植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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