せっかくアメリカに来たからには、ぜひアメリカンな体験をしてみたいと思っていました。先週は立て続けにアメリカンなイベントがありました。
1つ目は、野球を見に行きました。ボスがチケットをくれました。アメリカ最古かつ最小の球場、Fenway Parkに行ってきました。レッドソックス対レイズ戦。レイズにもう岩村はおらず、レッドソックスのリリーフ岡島も投げませんでしたが、幸運なことに松坂が先発!打線の援護がなく敗戦投手になりましたが、6回3失点とまずまずの内容でした。立ち上がりはストライクが入らずどうなるかと思いましたが、「Matsuzaka」Tシャツを着ての観戦でも肩身の狭い思いはせずにすみました。試合開始前のアメリカ国歌斉唱では、観客は全員立ち上がり、選手もベンチ前で帽子を取った手を胸の前に置いていました。
これは試合開始前の練習の様子。松坂(背番号18)はこの後、手前のブルペンに移って投球練習。ちょっと見物させてくれてから、係員に追い払われました。ちょっと見せてくれるところがユルくてアメリカンです。

上の写真は解像度を落としたら背番号が読めなくなった。下はグリーンモンスターの前で遠投の練習をする松坂。

2つ目は、7月4日の独立記念日!ボストンではチャールズ川河畔のボストン・ポップスのコンサートと花火が最大のイベントです。コンサートのほうは、前日の7月3日にもほとんど同じ内容で行われるらしく(リハーサル?)、少しはすいているだろうと、私はそちらの最初だけ見に行きました。それでもやはり、ものすごい人出でした。コンサートは日が落ちてしばらく、まだ明るさの残る8時半、アメリカ国歌から始まりました。観客はさほど熱狂しているようではありませんでしたが、そこら中にいる警備の警官と兵士たちは、その間一斉に直立不動で右手を額にあて敬礼していました。

7月4日はコンサート終了後の夜10時半から打ち上げられる花火を見物に、チャールズ河畔に。やはりものすごい人混み。白人・黒人だけでなく、東~東南アジア系、インド系も目立ちました。スカーフをかぶったムスリムも。世界中から人々を吸い寄せる磁力が、アメリカの力の源泉なのだろうと改めて感じました。花火の最中に「USA」を連呼し始めた集団がいましたが、広がらずに自然消滅。こんなに近くで花火を見たのは日本でもなかったです。音がものすごかった。いいのが撮れなかったので写真はなしです。30分ほどで終わると人々は一斉に地下鉄へ大移動。帰りの地下鉄は改札が開けっ放しで無料でした。
コンサートも花火も、何時間も前にいい場所を取って、折りたたみ椅子で見物するのが、こちらの流儀です。なんと7月4日のコンサートは朝9時に開場です(開始は夜8時半)。一般に土地が広いアメリカだから許されるやり方なのか?でもコンサート会場は日本に比べて広いとは決していえない。やはり文化の違いと考えるべきでしょう(「椅子文化」)。下の写真は7月3日のコンサート開場時(この日は午後4時半)に場所取りに走る人々の様子。

ラベル:北アメリカ