2010年07月06日

野球と独立記念日

せっかくアメリカに来たからには、ぜひアメリカンな体験をしてみたいと思っていました。先週は立て続けにアメリカンなイベントがありました。
 
1つ目は、野球を見に行きました。ボスがチケットをくれました。アメリカ最古かつ最小の球場、Fenway Parkに行ってきました。レッドソックス対レイズ戦。レイズにもう岩村はおらず、レッドソックスのリリーフ岡島も投げませんでしたが、幸運なことに松坂が先発!打線の援護がなく敗戦投手になりましたが、6回3失点とまずまずの内容でした。立ち上がりはストライクが入らずどうなるかと思いましたが、「Matsuzaka」Tシャツを着ての観戦でも肩身の狭い思いはせずにすみました。試合開始前のアメリカ国歌斉唱では、観客は全員立ち上がり、選手もベンチ前で帽子を取った手を胸の前に置いていました。
 
これは試合開始前の練習の様子。松坂(背番号18)はこの後、手前のブルペンに移って投球練習。ちょっと見物させてくれてから、係員に追い払われました。ちょっと見せてくれるところがユルくてアメリカンです。
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上の写真は解像度を落としたら背番号が読めなくなった。下はグリーンモンスターの前で遠投の練習をする松坂。
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2つ目は、7月4日の独立記念日!ボストンではチャールズ川河畔のボストン・ポップスのコンサートと花火が最大のイベントです。コンサートのほうは、前日の7月3日にもほとんど同じ内容で行われるらしく(リハーサル?)、少しはすいているだろうと、私はそちらの最初だけ見に行きました。それでもやはり、ものすごい人出でした。コンサートは日が落ちてしばらく、まだ明るさの残る8時半、アメリカ国歌から始まりました。観客はさほど熱狂しているようではありませんでしたが、そこら中にいる警備の警官と兵士たちは、その間一斉に直立不動で右手を額にあて敬礼していました。
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7月4日はコンサート終了後の夜10時半から打ち上げられる花火を見物に、チャールズ河畔に。やはりものすごい人混み。白人・黒人だけでなく、東~東南アジア系、インド系も目立ちました。スカーフをかぶったムスリムも。世界中から人々を吸い寄せる磁力が、アメリカの力の源泉なのだろうと改めて感じました。花火の最中に「USA」を連呼し始めた集団がいましたが、広がらずに自然消滅。こんなに近くで花火を見たのは日本でもなかったです。音がものすごかった。いいのが撮れなかったので写真はなしです。30分ほどで終わると人々は一斉に地下鉄へ大移動。帰りの地下鉄は改札が開けっ放しで無料でした。
 
コンサートも花火も、何時間も前にいい場所を取って、折りたたみ椅子で見物するのが、こちらの流儀です。なんと7月4日のコンサートは朝9時に開場です(開始は夜8時半)。一般に土地が広いアメリカだから許されるやり方なのか?でもコンサート会場は日本に比べて広いとは決していえない。やはり文化の違いと考えるべきでしょう(「椅子文化」)。下の写真は7月3日のコンサート開場時(この日は午後4時半)に場所取りに走る人々の様子。
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ラベル:北アメリカ
posted by なまはんか at 00:24| Comment(0) | ボストン生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月26日

黄砂アレルギー?

アメリカに来てからも咳がとまらない。風邪などの感染症(infectious desease)ではなく、アレルギー性(allergic)のものだと思われ、原因としては、花粉とダストが考えられる。
 
アメリカで花粉症の原因とみなされている樹木の代表はカシのようだ。特に今年の4月はアメリカ南東部でここ何年かで一番花粉の飛散量が多かったらしいが、北東部でもそうなのかはわからない。ボストンの街は緑が多い。街路樹も次から次へと花が咲いている。しかし、5月に私がアメリカに来たときにはすでにカシの花期はすぎていた。最近咲いているものには風媒花は見あたらない。キク科やイネ科の雑草もそんなに見かけないので、私の咳は花粉が原因ではないような気がする。花粉症の原因(容疑者=culprit)となる種については下の引用文参照。
 
もう一つの候補のダストとは、土壌由来のもの。強い風をともなう夕立の雷雨(thunderstorm)の後、開けてあった窓辺の机をみると黄色い微粒子がまだらについていた。アメリカでも大恐慌の起きた1930年代にDust Bowlという時代があり、グレートプレーンズの土が舞い上がってニューイングランド地方まで到達し、赤い雪が降ったらしい。しかし、ネットで調べてみると最近は中国の黄砂(yellow dust, Asian dust)が太平洋を越え、さらにアメリカ大陸を横断して、アメリカ東部に達しているらしい。黄砂は日本でもアメリカでもアレルギーの原因物質として疑われているようなので、こちらが原因である可能性が高い。なお、花粉もyellow dustと形容されることがあり、紛らわしい。
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Among North American plants, weeds are the most prolific producers of allergenic pollen. Ragweed is the major culprit, but others of importance are sagebrush, redroot pigweed, lamb's quarters, Russian thistle (tumbleweed), and English plantain.

Grasses and trees, too, are important sources of allergenic pollens. Although there are more than 1,000 species of grass in North America, only a few produce highly allergenic pollen. These include timothy grass, Kentucky bluegrass, Johnson grass, Bermuda grass, redtop grass, orchard grass, and sweet vernal grass. Trees that produce allergenic pollen include oak, ash, elm, hickory, pecan, box elder, and mountain cedar.
ラベル:アレルギー
posted by なまはんか at 22:59| Comment(0) | ボストン生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月21日

アメリカの野菜

いろいろ見慣れない野菜もあります。
特にこれ。$2.99もしましたが買ってみました。アーティチョーク(artichoke)です。植物学的には、キク科チョウセンアザミ(Cynara scolymus)のつぼみです。地中海地方原産だそうですが、なぜ「チョウセン」なのか?蒸して食べてみました。サツマイモに似た味でした。キク科(CompositaeまたはAsteraceae、Sunflower Family)。
 
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これはromaine(またはcos)という品種(植物学的には変種)のレタス(lettuce)。和名はタチヂシャらしい。レタスはキク科アキノノゲシ属。アキノノゲシは日本でふつうな雑草です。タチヂシャを学名で書くとLactuca sativa var. longifoliaまたはvar. romanaになります。
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日本でふつうの丸いレタスはiceberg(crisphead)と呼ばれています。一玉買うと食べるのが大変なので、単身生活の私はこんなのを買います。ニンジンと赤キャベツも混じってます。和名はタマヂシャ、学名はLactuca sativa var. capitata。
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続いてアブラナ科。これはBok Choy。チンゲンサイの大きいものです。小さいものはBaby Bok Choyという。日本のハクサイは、nappa cabbageと呼ばれている。
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 Bok Choyは、広東語で「白菜」らしい。ボストンの中華街にて。
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Savoy cabbage、和名はチリメンキャベツ。白菜に似ているように見えるが、食感はキャベツと同じで、かなり硬い。日本のキャベツは、green cabbage。
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続いてナス科。
Green pepper、日本でパブリカと呼んでいるものか?黄色いのや赤いのもある。日本のピーマンはみかけない。
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ラベル:北アメリカ
posted by なまはんか at 10:32| Comment(0) | ボストン生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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