2010年12月04日

自転車の受難

アメリカは自動車社会だが、意外に自転車も人気がある。休日に郊外に行くとたくさんのサイクリストを見かける。レーサータイプの自転車で、体に密着したウエアを着て、ヘルメットをかぶっている。車に自転車を積んで郊外まで行き、そこで自転車に乗り換える人が多い。国立公園(ヨセミテなど)にも自転車専用道があることがある。地下鉄や列車もラッシュアワー以外には自転車を載せることが出来る。バスも自転車を積むスタンドがついていることがある。ニューヨークに行ったときにも、週末のセントラルパークがジョガーとサイクリストでいっぱいだったのを見た。
 
ボストンの街も自転車が多い。駐車場が少ないせいもあるだろう。オランダほどではないが、自転車専用レーンもたまにある。で、盗難もこれまた多い。歩道に自転車のカギをかける専用のスタンドがあるのだが、カギのかけ方をよく考えないと、ごらんの通り。イメージ 2
 
これはとある大学構内。盗られた人にはお気の毒ですが、笑えます。
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これはハーバード大学の図書館の自転車置き場。自転車を放置するとこうなりますよ、という脅し。
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この写真を見ると、カギのかけ方を工夫しているのがわかる。アメリカでもオランダでも子どもを乗せる補助席はしっかりしている。補助席に座る子どももヘルメットをかぶる。自転車の後ろに専用の乳母車を連結して引っ張って走る人もいる。オランダでよく見た(https://vegetation.seesaa.net/article/a11647108.html)が、ボストンではたまに見かける程度。日本ではもちろん見たことがない。
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ラベル:北アメリカ
posted by なまはんか at 11:15| Comment(0) | ボストン生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月02日

アメリカの果物

日本で見かけない果物もある。
 
まずマサチューセッツ州名物がこれ(写真のものはカナダ産ですが・・・)。クランベリー。生食しても酸っぱいだけでおいしくない。ジュースにしたり、お菓子に入れたりする。ツツジ科スノキ属の低木。ツツジ科では例外的な子房下位。
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 これがクランベリーのマフィン。実がそのまま入っている。
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こちらがクランベリージュース。100%のも売っているが、量が多くて高い。これは450mlで1.99ドル。ブドウの濃縮果汁も混じっていて果汁20%。「100% Vitamin C」の意味は、1日必要量の100%を摂取出来るという意味のようだ。
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フルーツの詰め合わせ。高かったが研究用(・・・はい、この写真のためです)に購入。日本ではまず見ない組み合わせ。大きなイチゴは日本のと同じオランダイチゴ。味は日本のより酸味が強く、果肉も硬くてしっかりしている。赤いキイチゴ(属名はRubus)はラズベリー(Raspberry)。黒いキイチゴはブラックベリー(blackberry、これもRubus)。白く粉を吹いているのはブルーベリー(Bluebery、ツツジ科スノキ属)。
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 ブルーベリーはこのように果実の柄と反対側に萼片がついているので、子房下位という。リンゴ・ナシ・ビワとおなじですね(これらはバラ科)。ふつうは子房上位のツツジ科としては例外的。子房上位であることがわかりやすい例はカキでしょうね。イメージ 7
いちご三兄弟。ラズベリーとブラックベリーは色が違うだけでほとんど同じ。オランダイチゴはつぶつぶが融合しているということなのかなあ。イチゴは柄の次にヘタ(萼片)があって、その先に実がつくので子房上位かな?だとすると、バラ科は子房上位と下位が混在していることになる。
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アメリカでも夏はスイカを食べる。今年は雨が少なく夏が暑かったので、おいしかったらしい。これは9月にクインジー市場でとった写真。
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6月に中華街で見かけたドリアン。1ポンド1.75ドルって、思ったより安い。0.453kgで150円だから、一個が3kgあるとしても1000円ていど。日本で前見たときは5000円ぐらいしていた。買ってみればよかった。
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ラベル:生物学
posted by なまはんか at 09:18| Comment(0) | ボストン生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月30日

資源浪費大国アメリカ

さすが、二酸化炭素排出量世界一とあきれるというか感心するというか・・・という奇妙なアメリカの常識。
 
まず、バスルームの水道栓。左のが冷たい水で、右のが熱いお湯。別に問題ないと思うかもしれませんが、よく見て下さい。真ん中上に→OFFというのが見えませんか?ということは逆向きがONです。つまりですね、左向きにひねるとまず水が出ます。それにめげずにさらに左にひねり続けるとお湯が出るようになり、左にひねればひねるほどだんだん熱くなっていきます。ということは、お湯を使うためには水を出す必要があり、しかも水をうすめつつお湯が出てくるという仕組み。お湯を使うためには水を大量に出さざるをえず、お湯だけをちょっと使うということはできない仕組みになっております。下のレバーは蛇口(タブ)とシャワーの切り替え。うーん、よく見るとそこにHI-LOWと書いてあるので、ここで水量を調整するのか・・・。今初めて気づいたが、使い勝手が悪いので、大ざっぱなアメリカ人(・・・はい、大ざっぱな日本人の私もです・・・)がこれで水量を細かく調整するはずがない。イメージ 1
 
アメリカでは洗濯物を干すという習慣がない。つまり、洗濯したら必ず乾燥機を使う。しかも、コインランドリーはなぜか25セント硬貨しか使えない(これは環境問題とは関係ないが・・・アメリカ人の頭の中ではquarter=1/4ドルという感覚なので、日本人なら25から感じるであろう回りくどい感じはないようだ)。10セント硬貨や1ドル硬貨もあるのに、使えない(50セント硬貨もあるらしいのだが、いまだに見たことがない)。2ドル払うときに25セント硬貨を8枚準備せねばならない。もっとも、洗濯物を干さないというのはアメリカだけでなく欧米では常識かもしれない。オランダもそうでした。オランダにはコインランドリーもなくて、洗濯屋に頼んでいた。マレーシアでは日本と同様庭に干していた。
 
自給自足していたような印象のあるう「森の生活」のソローでさえ、洗濯は洗濯屋に出していたようだ。欧米には洗濯は召使の仕事というような価値観があったのかもしれない。
 
アメリカではハンカチを持ち歩く習慣がない。トイレに必ず使い捨て手ふき紙タオルがある。ええ、紙タオルは確かに便利です。ハンカチで手を拭くとハンカチが濡れます。それをポケットに入れるとズボンも濡れます。ハンカチも臭くなります。しかし、環境への負荷を考えるとハンカチのほうがいいはず。最近はさすがにそれではまずいと思ったのか、送風乾燥機が付いているトイレも多いです。しかし、環境への負荷を考えると乾燥機もほめられたものではない。ハンカチのほうがよいと思う。
posted by なまはんか at 12:39| Comment(0) | ボストン生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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