2011年06月23日

カード社会アメリカ

アメリカはカード社会で、現金を使わずにカードだけでもほとんどの買い物ができる。
 
日本では一般的ではないが、デビットカード(debit card)というのが広く使われている。銀行の口座からカードによって支払いができる。読み取り機にカードを差し込んでスライドさせ(swipe)、4ケタの暗証番号を入力する。小売店のレジにはそのための読み取り機があり、地下鉄や電車の券売機でも使える。スーパーやドラッグストアなどでは、デビットカード専用の無人レジがあり大変便利である。
 
私もアメリカの銀行に口座を開き、デビットカードとクレジットカード兼用のカードを作ってもらって使っていた。銀行通帳は作る必要がなく、ネットで入金と支払いの履歴を見ることができる。アメリカの銀行口座には貯金用saving口座(利子がつく)と入金・支払い用のchecking口座(利子がつかない)の2種類があり、この2つの間のお金の移動はネット上で無料で即座にできる。アメリカから日本に帰国するときに口座を閉じてもよかったのだが、日本に帰国してもクレジットカードとしては使えるし、銀行に行く時間もなかったのでそのままにしていた。
 
そして・・・最近になって、銀行から自動で送信される不正使用の可能性を警告するメールがあり、ネット上で支払い履歴をチェックすると、なんと私のカードがアメリカで不正に使用されていることが発覚した。だれかがアメリカのカリフォルニア州の酒屋とガソリンスタンドで私のカードを使って私の銀行口座から支払いをしていることになっている!カードは今ここに手元にあるので、紛失したわけではない。アメリカではカード読み取りのさいに番号や暗証番号を盗む手口もあるようだが、不正使用がおこなわれたのは最近なので、日本帰国後にインターネットで買い物をした際に番号を盗まれたのではないかと推測している。
 
銀行に国際電話をかけて新しいカードに変えてもらうように頼んだ。家のひかり電話ではコレクトコールがかけられず、結局自己負担で電話した。よくあることだが、通信技術が進んでも便利になったのか却って不便になったのかわからない。電話が通じてもたらいまわしされ、かなりの時間を費やした。電話での英会話には不安があり、首尾よく行ったかどうかやや心配である。とりあえずカリフォルニアの酒屋とガソリンスタンドの支払い分は返金されていたのでほっとしている。しかし、今見たところ、新たに不正な支払いが確認された。少額なのでまた電話をするのも億劫である。電話代のほうが高くつくと何をしているのか訳がわからなくなる。とりあえず残金をchecking口座からsaving口座に移して様子をみることにする。
 
今まで日本でもクレジットカードを使ってきて、何の問題もなかったのだが、ついに犯罪の餌食になってしまった。カードは便利だけれども注意しなければいけないことを再認識させられた。現金も落としたり盗まれたり、やはり注意が必要なので、特に多額な金額を持ち歩く危険性を考えると、現金のみ使用という主義にするのも難しい。気を付けてカードを使うしかないのかな、と思う。
 
ラベル:北アメリカ
posted by なまはんか at 23:54| ボストン生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月22日

サマータイム

東日本大震災を受けて、日本でも節電のためサマータイムを導入してはどうかという議論がある。
 
アメリカではサマータイムがふつうにおこなわれ、特に何の問題もない。要は慣れの問題だと思う。サマータイム開始日は4月第1日曜で、終了日は10月最終日曜らしい。私がアメリカに行ったときは5月なのですでにサマータイムになっていた。10月はアメリカにいて、サマータイムが終了する日にはテレビでもそのことを伝えているだろうと思って見てみたが、拍子抜けするほど何もやっていなかった。夜中の12時に切り替わると思ってテレビを見ていたが日付が変わってもテレビに表示される時刻は変わらず、自分の勘違いかと思って寝てしまった。今調べたら夜中の2時に切り替わるそうだ。
 
次の日起きると日常は何も変わらずに始まっているようだった。テレビに表示される時間と自分の時計の時間は確かに1時間ずれていた。しかし、サマータイム終了による混乱は全く報道されていなかった。アメリカ人にとっては当たり前のことなのであろう。
 
そもそもアメリカは国内に4つの時間帯があり、国内旅行をしても時差を経験する。ボストンのある東海岸と西海岸のカリフォルニアでは3時間の時差がある。そのような状況ではサマータイムの1時間の調整など大した問題ではないのだろう。
 
学生のころは夜型生活を送っていたので、午前中の講義や試験をなかなか受けることができず、単位取得に苦労した。なので朝が早くなるサマータイムは迷惑と思い、日本にサマータイム導入を主張する友人と口論になったことがある。アホか・・・・
ラベル:北アメリカ
posted by なまはんか at 03:55| Comment(0) | ボストン生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月10日

偉い人たち

ボストンには偉い人たちがいろいろ住んでいた。その名残がいろいろある。
 
ハーバード大学の植物学者で一番有名なのはアーサ・グレイだろう。北米東部と東アジア(日本や中国)の植物相の共通性を研究したことで有名。ソローと同時代人で、二人が会ったという証拠はないが、素人植物愛好家のソローはプロの植物学者グレイの著作を読んでいたらしい(チャック・デイビスさんの講演)。https://vegetation.seesaa.net/article/a10359339.html参照。
ハーバード大学の植物標本館はグレイの名を冠していた(Gray Herbarium、略してGH)。現在では、アーノルド樹木園(植物学ではAと略される)の植物標本館と合併して、ハーバード大学植物標本館(Harvard University Herbaria, HUH、植物学的にはA/GH)と呼ばれている。これが、HUH内部にあるグレイの横顔のレリーフ。建物内部は一般の人には公開されていないので、ふつうは見ることができない。
イメージ 1
 
屋久島のスギの切り株にその名を残すウィルソンとその家族の肖像写真。アーノルド樹木園のビジターセンターに飾ってあった。日本には1914年に来て、針葉樹の研究をした。その結果は、1916年にアーノルド樹木園から発表されたThe Conifers and Taxads of Japanにまとめられている。その中に次のようなくだりがある。
...To me the most interesting and remarkable forest in all Japan is this on Yakushima, where the Cryptomeria has its southern home...
1927年には、アーノルド樹木園の実質的な園長(keeper)になった。もともとプラントハンターなので、出身地の階級社会イギリスでは、こんなに出世はできなかったかもしれず(教育歴を見ると上流階級出身ではないように見える)、アメリカン・ドリームを体現していると言えるかもしれない。そのわずか3年後の1930年に夫人とともに交通事故で亡くなった。日本よりも中国で長く植物採集をおこない、むしろそちらで知られる。通称Ernest Henry 'Chinese' Wilson。ハンカチノキを再発見したことでも有名。イメージ 4
 
ハーバード大学の名前の由来になったジョン・ハーバードの像。ハーバード・ヤード(ハーバード大学の敷地内)にある。観光客がつま先に触るので、そこだけ色が変わっている。ハーバードは正確にはハーバード大学の創設者ではなくパトロンの一人であり、写真が残っていないのでこの銅像は適当に選んだ学生をモデルにしており、台座に書かれた大学創設の年が間違っている、という「」3つの嘘」の像として有名。
イメージ 2
 
クインジー市場にあるサミュエル・アダムスの像。ボストンの地ビールの名前として有名。
イメージ 3
 
 
ラベル:北アメリカ
posted by なまはんか at 11:58| Comment(0) | ボストン生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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