Echium candicans (Boraginaceae、ムラサキ科)。英名はPride of Madeira。タマルパイス山麓の道端に生えていたので写真を撮った。帰りによく見るとそのへんの家の庭にたくさん植えてあった。マデイラ諸島(リスボンから1000kmの北大西洋にあるポルトガル領)の固有種で世界各地に植えられているそうだ。

典型的なムラサキ科では、個々の花は車状花冠、花序全体は巻散花序と呼ばれる渦巻き状の構造をしている。この種は車状花冠ではないが、主軸から多数の巻散花序の側枝が放射状に分枝しているのがわかる。

Myosotis latifolia (Boraginaceae、ムラサキ科)。英名はForget-me-not、「わすれな草」ですね。ミュア・ウッズの林床に生えていたが、調べてみるとアフリカ原産の帰化植物であった。これが典型的な車状花冠。花序も花が上側だけに着く巻散花序になっている。

ハリエニシダ

シラホシムグラ(Galium aparine)。英名はAnnual bedstraw。ヨーロッパ原産で、日本にも最近帰化しているらしい。 アカネ科 (Rubiaceae)、フタバムグラ属の一年草。ヨセミテバレーの道ばたに生えていた。自生のBedstraw (Galium bolanderi)は、葉が4枚輪生で、花の色がmaroon、多年草。

Jug Handleの海岸草原で咲いていたアブラナ科(Brassicaceae)2種。たぶん、手前の白いのはハマダイコン(Rhaphanus sativus、wild radish)、奥の黄色い方はアブラナ(Brassica rapa、Field mustard)。

Verbascum sp. Figwort Family (Scrophulariaceae)。モウズイカ属。この属はユーラシア大陸に分布するので、これは帰化植物ということになるが、原産地でも似たような乾燥地に生えるらしい。Ceder Roughsで撮影。

ラベル:生物学