カリフォルニアで一番広範に分布する広葉樹低木がツツジ科のmanzanita (Arctostaphylos spp.)。カリフォルニアには56種あり、そのすべてが常緑低木。ウッドランドやチャパラルでは優占種となり、針葉樹林では数少ない林床低木となっている。下の写真の種はジャイアントセコイアの生育する山地針葉樹林の低木。

北カリフォルニアのpygmy forestの下層にはツツジ科の樹種がたくさん生えていた。世界中貧栄養土壌にはツツジ科が多い。Pacific rhododendron (Rhododendron macrophyllun)があちこちで咲いていた(花の写真は「カリフォルニアの花:北部海岸針葉樹林」参照)。

Manzanitaは2種あった。これはFort Bragg manzanita。

こちらはHairy manzanita。マンザニタはふつうこのように皮がむけて赤くなった幹をもつ。ツツジ科はふつう子房上位(ovaries superior)。子房が萼より上にある。要はトマトやカキのようにヘタ(=萼)の下に実があるということ。

これはVaccinum ovatum

スノキ属は、ツツジ科には珍しく、果実が子房下位(ovaries inferior)。子房が萼より下にある。リンゴやビワの実にはヘタがなくて、そのかわりお尻にくぼみがあり、よく見るとそこに萼がある。あれと同じ構造。

Labrador tea (Ledum groenlandicum)。この種はヨーロッパと北米に分布する。イソツツジ属。今ではRhododendron属に含められる。

Pacific madrone (Arbutus menziesii)。最大で樹高24m、直径3.4mになる常緑樹。鋸歯はあったりなかったり。チャパラルから針葉樹林まで。写真はタマルパイスの山頂部のもの。

ラベル:生物学

