2010年06月24日

カリフォルニアの花:チャパラルとウッドランド

California poppy (Eschscholzia californica)。ケシ科(Papaveraceae, Poppy Family)。Jug Handleの海岸段丘1段目の一番海側は草原になっていて、そこで咲いていた。わかりにくいが、細かく切れ込んでいるのが、これの葉。もともとは、もっと乾燥したチャパラルやウッドランドに自生していたらしいが、今では北米西部に広く分布してる。
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アカバナ科(Onagraceae, Evening Primrose Family)のClarkia concinna。北カリフォルニア海岸山地のチャパラル(地中海性低木林)で見た。アカバナ科は日本ではマツヨイグサのなかまぐらいしか見かけないが、カリフォルニアには多い。花は4数性。
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Clarkia unguiculata。Ceder Roughsで見た
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Clarkia purpurea。Ceder Roughsで見た。上2種と併せて3種が同時に咲いていた。
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Calycanthus occidentalis。ロウバイ科(Calycanthaceae)。やはり、北カリフォルニア海岸山地のチャパラルで見た。ロウバイ科は日本に野生種がない。北米と中国にだけ分布する。最初見たとき、何科かさっぱり見当がつかなかった。Calycanthus属はアメリカ固有で、日本ではアメリカロウバイとかクロバナロウバイと呼ばれているようだ。この種の花は黒ではなく、鮮やかな朱色。ややツル状の低木。葉は対生で、ちぎると芳香がするので英名はspicebush。丈夫そうな葉だが、落葉樹らしい。アメリカ東部で見た別種の果実の写真はこちら。https://vegetation.seesaa.net/article/a12293295.html中国原産で日本で栽培されるロウバイの写真はこちら。https://vegetation.seesaa.net/article/a12425385.html
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Eriodictyon californicum (ハゼリソウ科、Hydrophyllaceae)。この属は北米に9種あり、Yerba santaと総称される。芳香があり、薬草とされる。
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California buckeye (Aesculus californica)。 トチノキ科(Hippocastanaceae)。 
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Fremontodendron californicum (アオギリ科、Sterculiaceae)。英名はFlannelbush。山火事跡で盛んに萌芽するそう。
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Mimulus (Diplacus) aurantiacus 英名はOrange bush monkeyflowerまたはSticky monkyflower。花の色は白から赤までに変異がある。ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)に入れられていたが、APGではPhrymaceaeとされる。Mimulus(ミゾホオズキ属)のうち、低木性のものをDiplacus属として区別する見解がある。California buckeyeと同様、drought deciduousらしい。
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Castilleja applegateri (Scrophulariaceae)。英名Applegate paintbush。この属(ミヤマガラガラ属)は種数が多い。この種は3つに切れ込む葉が混じる。乾燥地だけでなく、高山帯にも生育する。
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Yucca whippleri (Our Lord's CandleまたはChaparral yucca)。乾燥の程度が強いシエラネバダ南部山麓で見た。同属のYucca brevifolia (Joshua tree)はさらに乾燥の激しいシエラネバダ東麓からカリフォルニア南部の砂漠に分布する。リュウゼツランやタケと同じように一回結実性(monocarpic)。つまり、一生で一回だけ開花結実して枯れる、イメージ 6
 
Calochortus superbus (Superb Mariposa Lily)。この属は種数が多く、それぞれ個性的で美しい花を咲かせる。mariposaはスペイン語で蝶を意味するらしい。むべなるかな。
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Achyrachaena mollis (キク科)。Ceder Roughsで見た。これは花ではなくて、果実。冠毛が花弁のように見える。花は黄色で閉じたまま咲く。イメージ 11
 
Linanthus (Leptosiphon) ciliatus (ハナシノブ科、Polemoniaceae、Phlox Family)。英名はWhiskerbush。クリアレイクのウッドランドの林床で咲いていた。ハナシノブ科は、日本には九州の阿蘇にハナシノブ1種だけが自生する。一番身近で目にするのは花壇に植えられているシバザクラ(Phlox subulata)だろう。カリフォルニアには多数の属がある。イメージ 13
 
Dudleya cymosa (Crassulaceae、ベンケイソウ科、Orpine Family)。英名は、canyon live-forever。の川辺の岩場に生えていた。
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Lupinus sp. 英名はlupine。カリフォルニアは種数が多く、これは草だが茎が木化して低木になる種もある。写真では小葉が細くてわかりにくいが、ふつうこのように掌状複葉。イメージ 15
 
Chaparral pea (Pickeringia montana)。1属1種。カリフォルニア州からバハカリフォルニアのチャパラルとウッドランドに分布する。高さ2mになる常緑低木。写真ではわかりにくいが、三出複葉で枝にトゲがある。山火事の後に萌芽再生する。クリアレイクからべリエッサ湖に行く途中の道ばたで撮影。
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Monardella属。北アメリカ西部に28種ある。シソ科(LamiaceaeまたはLabiatae)。たぶんMonardella villosa (Coyote Mint)。Ceder Roughsにて。
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クリアレイクの南岸の展望台の植え込みに合った低木。シャリンバイに似ているが花がピンク色。
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シエラネバダ山麓のウッドランド。Aliumに近いと思うが、調べきれず。
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上のに似るが、5数性に見える。葉も双子葉っぽい。Ceder Roughs
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キク科なのはわかるんですけど・・・それ以上は・・・Ceder Roughs
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ラベル:生物学
posted by なまはんか at 06:32| Comment(0) | カリフォルニアの植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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