2010年10月12日

世界一高い木

カリフォルニアには世界一の木が3つある。
 
世界一大きい木。ジャイアントセコイアのシャーマン将軍 (https://vegetation.seesaa.net/article/a733176.html)。セコイア国立公園。幹の体積が世界一大きい。幹の直径が一番大きいのはメキシコのヌマスギ。
 
世界一長生きの木。イガゴヨウマツ(Bristlecone pine、https://vegetation.seesaa.net/article/a4405458.htmlhttps://vegetation.seesaa.net/article/a4434452.html)。ホワイトマウンテンズ。発見当時4789歳。まだ生きているので、2010年で4842歳になるらしい(http://www.conifers.org/pi/pin/longaeva.htm)。どの個体かは一般には公開されていない。最近、放射性同位体で調べたところ、根の部分がもっと長生きの木が見つかったらしい(スウェーデンのトウヒ)。しかし、幹の年輪が数えられたうちでは、いまだにイガゴヨウマツが世界一長寿の木。
 
世界一高い木。レッドウッド。レッドウッド国立公園。115.6m。どの個体かは一般には公開されていない。ただし、樹高測定は難しいので、どこかにもっと高い未発見個体があるかもしれない。また、成長や破損・先端部の枯死などによっても変動する。
 
今回、レッドウッドを研究されているIさんにHumboldt Redwoods State Parkを案内して頂き、100m以上あるレッドウッドを見せてもらった。
 
まず、Founders Groveにて、一般に公開されている巨木を見に行った。346.1 feetということは、105.5mです。直径は12.7 feet = 3.87m。縄文杉(直径5.2m)よりはずっと細い。
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見上げるとこんな感じ。てっぺんが見えないので実感がわかない。
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Founders Groveにはもっと高い個体(Dyerville Giant)もあったが、1991年3月に倒れてしまった。これがそのひっくり返った根の部分。倒れた後に計ったら、112.8m (370 feet)あったそうだ。川沿いの沖積地なので、雨の多い冬の間に土壌が水浸しになってしまい、強風を受けると根ごとひっくり返ることがよくあるらしい。
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続いて、すぐ近くのRockefeller Forestへ。ここには一般に公開されていない巨木がある。これがそのひとつParadox。発見当時、幹の直径のわりに高いと思われたことからその名が付いた。直径3.9m、樹高112.5m。2009年10月現在で第8位だが、世界最高が115.6mなので、世界一とほとんど変わらない(http://www.conifers.org/cu/se/index.htm)。
イメージ 4
見上げるとこうです。はい、100m越えの実感はないです。Iさんのように登った人にしかわからない世界があるということです。
イメージ 5
 
ラベル:生物学
posted by なまはんか at 04:10| Comment(0) | カリフォルニアの植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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