ヒノキ科ネズミサシ属(Juniperus、ビャクシン属とも)。鱗片状(もしくは針状)の葉はイトスギ属(Cupressus)に似るが、Cupressusの球果は木化した「ぼっくり」なのに対し、Juniperusの球果はやわらかい液果状になる。カリフォルニアのイトスギ属はこちらhttps://vegetation.seesaa.net/article/a863140.html。なお、イトスギ属は日本には自生しないが、欧米には自生し庭にもよく植えられていて、ゴッホが好んで描いたのもイトスギらしい。日本の庭木に多いカイズカイブキはイトスギそっくりだが、ネズミサシ属。
Sierra juniperまたはMountain juniper(Juniperus occidentalis)。ヨセミテの亜高山帯に出現。岩場に矮性化して生えていることが多いが、この2本は森林内で見た大木。

「果実」は紺色に熟す。

Utah juniper (Juniperus osteosperma)。シエラネバダ東斜面低標高とホワイトマウンテンズのJuniper-pinyonウッドランドの優占種。ロッキー山脈まで分布する。

果実は赤茶色に熟す。まだ未熟なので青っぽいが、いくつかは赤っぽくなっている。

ラベル:生物学