ニューヨーク州とカナダの間のアメリカ東北部の6州(メイン・ニューハンプシャー・バーモント・マサチューセッツ・ロードアイランド・コネチカット)を総称してニューイングランドと呼ぶ。ボストンはニューイングランドの首都と言われるらしい。テレビのローカルニュースを見るとニューイングランドという区切りが用いられ、交通情報や気象情報が報じられている(New England Comcast Networkなど)。ボストンの鉄道の駅からはニューイングランド他都市への列車やバスが発着している。地下鉄の駅では「Metro」という無料新聞が配布され、ニューイングランド地方のニュースが報じられている。ニューイングランドとボストンの人口について調べてみた。
ニューイングランドの面積17万2513平方キロメートル、人口1392万2517(2000)。(Yahoo百科事典)。面積は日本の本州(約23万平方キロ)、朝鮮半島やイギリスのグレートブリテン島(ともに約22万平方キロ)よりちょっと小さい。なお、グレートブリテンのうちイングランドの面積は13万平方キロ。ニューイングランドの人口はちょうど東京都と同じぐらい。ローカルテレビはこの人口を対象にしていることになる。
ボストン市じたいの人口は、2007年推定で60万8352人であり、アメリカ国内で第21位にすぎない。ただし、マサチューセッツ州内の周辺の市(ハーバード大学やMITのあるケンブリッジ市など)を含めた大ボストン都市圏(Greater Boston, Metro Boston)には450万人が住み、アメリカ第10位の都市圏である。さらにボストンへの通勤圏内として、隣接するロードアイランド州、ニューハンプシャー州、メイン州の一部も大ボストン都市圏に含めると、その人口は750万人となり、アメリカ第5位の広域都市圏である。アメリカの外交専門誌フォーリンポリシー(2010年)によると、ボストンは世界第19位のグローバル都市であり、アメリカではニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、\ó\ȥóD.C." href="/wiki/%E3%83%AF%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3D.C." target="_blank">ワシントンD.C.に次ぐ第6位。(ウィキペディア)
ボストンの市街地を海から見たところ。左奥に有名なPrudential Centerが見える。人口750万人の都市圏の中心にしては高層建築が少ない。日本ほど人口密度が高くないせいか?車社会なので、都市機能が平面的に分散しているのかもしれない。

なお、都市の人口は統計によって数え方がいろいろだが、Wikipediaにのっているものすべてで、東京-横浜都市圏が世界最大とされている。
ラベル:北アメリカ