標高1370m(4500feet)以下の乾燥した斜面と尾根に成立する。公園内には11種のナラと5種のマツが生育する。ふつう複数の種が混交するが、マツは1種が純林状になることもある。ナラもマツも耐陰性があまりないので、山火事によって維持されていると考えられている。
公園西部のAbrams Creekに、その名もPine Mountainという山があるので行ってきた。305~610m(1000~2000feet)のなだらかな山道。Abrams Creek(標高427m)の年降水量は1487mmで、ほかの山麓部(GatlinburgやOconaluftee)とほぼ同じである。なので、気温の高い午後に直射日光を受ける西向き斜面であることが、環境要因として重要なのかもしれない。
登り始めの平尾根。3種のマツが混交して優占していた。樹高20mほどか。

下の写真は斜面から尾根にさしかかったところ。マツよりナラのほうが多い。樹高15m程度。

そのすぐ先の尾根に来るとマツが多くなった。樹高は10mほど。

環境条件とマツ・ナラの分布の関係はよくわからなかった。山道が車の通れる幅なのがひっかかる。もしかしたら伐採跡の二次林か?
公園の外すぐ西側のFoothills Parkway沿いのマツの純林。たぶんTable Mountains Pine (Pinus pungens)。おそらく山火事跡か?

ラベル:生物学
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