2012年10月15日

ンゴロンゴロ・クレーター周辺の地形

ンゴロンゴロ・クレーターは火山が陥没してできたカルデラである。周辺には多数の火山があり、40km北東のオルドノ・レンガイ山は活火山である。150km東にはメル山、さらに200km東にはキリマンジャロがある。これらの火山はアフリカ地溝帯(African Rift Valley)に沿って存在している。
 
メル山のふもとの町アルーシャからンゴロンゴロに向かう途中、地溝帯の一部をなす大断層Gregory Rift Wallを横切る。下の写真で正面に見えているのが断層の崖。
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断層の下にはムニャラ湖という塩湖がある(標高960m)。湖の北側は地下水に依存した森林地帯となっている。断層を上る道路からムニャラ湖北岸の森林を見下ろしたところ。
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ムニャラ湖の北側にはMto-wa-Mbuという町があり、水田やバナナ畑が広がる。ここで生産された農産物はアルーシャへと出荷される。背後に断層崖が見える。ムニャラ湖の北側の森林や耕作地が依存する地下水の水源はンゴロンゴロ周辺の山地林である。
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ンゴロンゴロ・クレーター入り口ゲートの展示ジオラマ。手前の平地にムニャラ湖があり、そのすぐ左(西)側にGregory Rift Wallの断層崖がある。断層崖の向こう側の山地の白線で囲まれた部分が、ンゴロンゴロ保護地域。ムニャラ湖の北から赤い線で示された道をたどっていくとンゴロンゴロ・クレーターに至る。クレーターの中にMagadi湖があるのがわかるだろうか。クレーターは保護地域のごく一部にすぎない。
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保護地域外側のクレーター南麓(標高1200m程度)は耕作地帯になっている。かなたに見えるのはクレーターの北東にあるLolmalasin山(3648m)。
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クレーターの部分を拡大したジオラマ。カルデラ底平坦部の直径は約20km。世界最大の出口のない、水で満たされていない(unbroken and unflooded)カルデラである。
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ンゴロンゴロ・クレーターの縁(外輪山の山頂部、crater rim)に最初に到達した地点(上のジオラマの一番下=南の三叉路)からのクレーター内の眺め。カルデラ底にMagadi湖が見え、その向こうには北側の外輪山が見える。
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ラベル:アフリカ
posted by なまはんか at 04:23| タンザニア(キリマンジャロほか) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする