キリマンジャロで一番目立つ花というとキク科のHelichrysumだろう。英名でEverlastingという。その名のとおり、乾季にも関わらす、この花はいたるところで咲いていた。花がなくても茎や葉に白い毛が生えた灰白色の植物体は独特で、この属であることはすぐわかる。しかし、種を同定するために信頼できる文献もネット上の資料も見当たらない。
Helichrysum meyeri-johanis。この種はつぼみのとき、花弁がピンク色を帯びる。葉が大きくて細長い。

ヒースから沙漠にかけて個体数が多かったのは次の2種。白花で全体的な雰囲気はそっくりだが、左の種は全体的に小さく、葉が茎を抱くようにつく。右の種は全体的に大きく葉が茎から離れてつく。どちらかはHelichrysum citrispinumだと思う。

標高が高いところに多かったのが黄花の種。Helichrysum cymosumかなあ?葉が茎を抱くようにつく。ぱっと見、チチコグサに似ている。

南斜面のヒースで見かけた種。上の種に似るが花が大きく、葉が茎に対しほぼ直角に出る。Helichrysum splendidumかなあ?

ラベル:アフリカ